HERO 4

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そして2週間後
目標の彼女、鈴木加奈が日直の日が来た。
ということで、ついに計画実行の日がきたのだった

全ての授業が終了し、ホームルームも終わって皆が教室から去って行く中
教室に残り続ける生徒が三人。
俺、鈴木加奈、水天宮譲二である。
鈴木と水天宮の二人は日直で、水天宮は黒板消しの掃除、加奈は日誌を書いている。
俺はというとベランダに出て携帯をいじっている。
俺はベランダにいるので二人は俺の存在に気づいて無いかもしれない
だがそれが逆に狙い目なのだ、一人で教室に残っているのは不自然すぎるからな
だがベランダにいるこの瞬間でさえ俺の心臓は爆発寸前という程にドキドキしている
そして彼女に嫌われるかもしれないという恐怖もあった
恐怖と興奮が入り混じる。まるでブルマを盗んだあの日を思い出す。
すると突然教室のドアがノックされ、他学年の女子生徒が一人顔を出した。
女子生徒「あのぉ・・水天宮先輩はいらっしゃいますでしょうか・・」
俺の鼓動はますます加速していく
水天宮「ん?何か用かい?」
「あの、、さっき水天宮先輩に伝えるように頼まれたことがあって、、
今すぐ体育館裏に来て欲しいそうです。」
「え、それは誰から頼まれたの?」
「あの、、私も初めて会った人で、さっき廊下で突然呼び止められて、、えっと
で、でも女性の方で、多分三年生の人、、かな」
「そうか・・わかったありがとう。」
「は、はい!じゃぁ、、私はこれで・・」
そう言うと女子生徒は逃げる様に去っていった
俺は未だかつて無いような緊張の中、一瞬安堵し、また一瞬とてもおかしい気分になった
(ふ、、ふふ、ふふふふふ、村上の仕業だな。あんなイタイケな女の子を使いやがって)
そして女子生徒の言葉を受けた水天宮は案の定行動を起こした
「鈴木さん、黒板消しの掃除は終わったから後は任せてもいいかな?」
「うん、大丈夫だよ。」
「じゃごめんそういうわけだからお先に失礼するよ」
水天宮は鞄を持って足早に教室から去っていった
それを遠くから覗いてる人物がいた。村上由香である
村上(水天宮君には悪い事したわね。体育館裏には誰もいないわ。
これで教室には鈴木さんとあいつの二人だけね、ここまでは計画通り。
さて・・私が出来る事は終わったわ。あとはあなたの力次第よ!亮平!)
教室には鈴木さん一人だけだ!
俺の心臓はもう限界だ
手が、額が、体が汗をかいている
体中が震えはじめた。
これが恋の病なのか?重症すぎる
落ち着け、ここまでは計画通り。一瞬の隙も無い
俺の行動もここまではいつも通りだ。今から教室に出て行っても何ら不信な点は無い。
俺はなおも携帯をいじり続けた。携帯いじるフリを必死で行った
彼女は日誌を書き終わり、窓の戸締りをし始めた
そしてベランダに出ている俺の存在に気づき、ついにこの瞬間が訪れた
鈴木「氷川君、まだ残ってたんだ」
俺は緊張のあまり頭が爆発してしまったのだろうか。
俺は携帯を持ったまま振り返り、彼女を見つめてこう言った
「やぁ、鈴木さん。ちょっと空を眺めていたんだ。こんなに良い天気だからね
ふふふ、鈴木さんは何をしているんだい?」
出来た!!!!!!
完璧!完璧!完璧!完璧!!!
俺は心の中で最大の笑みを浮かべている
そして彼女は応えた
「え、えっと、私今日日直だから、窓の戸締りをしてるんだよ」
彼女は笑顔で応えてくれた
何をしているかは勿論知っていた。
(ここまでは全て計画通りだ、大丈夫。落ち着いていくんだ)
俺は「そうなんだ、なるほどね。」と言いながらベランダから教室へ移動する
「そうなんだ、なるほどね。・・おや、鈴木さん一人かい?」
「うん。あとは窓の戸締りだけだし、あと水天宮君何か用事があるみたいだったから先に帰ったの。」
「そうなんだ。じゃぁよかったらボクも仕事を手伝うよ」
いつの間にか一人称がボクになってた、、俺は返事が返ってくるより前に窓の戸締りを手伝いはじめた
「え!ぁ、ありがとう」
窓の戸締りは一分もかからず終わった。
そして窓の戸締りを終えた時、俺は自分から話しだそうか迷ったがその瞬間彼女の方から話しかけてきてくれた
「終わったみたいだね。」
俺は笑顔を作り、プロポーズでもするかの様にこう言った
「そうだね。」
「氷川君、手伝ってくれてありがとう」
俺は心の中で悶え死んだ
彼女の笑顔は何て美しいんだろう。ずっと見つめていたい。
出来れば抱きしめたい。その先もしたかったけどそれはやり方がわからなかったから出来れば抱きしめたかった。
だがここで見続けてしまったら変な人だ、ブルマの犯人だ、計画が台無しになってしまう。
だめだだめだ!俺はさわやかな笑顔でこう言うんだ。「そんな、全然大丈夫。お役に立てて光栄だよ」と
だが俺は彼女を抱きしめたかった
彼女の手を触るだけでもよかった。彼女のことが好きになってしまった
うあああああああああああああああああああああああああああああああああああ




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  by vacation2010 | 2008-01-06 16:40 | 非公開

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